2008年05月 アーカイブ

調査日誌 5月30日

昨日の雨が現場のシートの上にたまっていたので、今朝は水抜き作業からスタートです。

今日はA地区の様子をご紹介します。

ここは昨年2区と呼んで調査していた場所です。ここでは庭園の池の一部と考えられる石敷きが見つかったのですが、 今年度は周辺をさらに調べてその確定、建物の有無の確認等を行っていく予定です。

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写真の場所は平坦地西側の斜面です。土留めのための石垣等の施設があるかどうか調べるために掘っていますが、 斜面なので足場に注意して作業を行っています。まだ、ビニール袋が入っている土を掘り下げている途中です。

 

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A地区の南側です。フェンスの置くには赤い橋がチラリと見えています。

平坦地の南側がどうなっているか、C地区(明治大帝のある平坦地)との関係(廊下や橋の痕跡など)が分からないか調べています。

写真には石がいっぱい見えています。山側から流れてきたもので、この上にはまだ新しい徳利の破片があります。 部分的にこの集石を掘り下げて時期を確認しながら、掘り下げて行きます。

調査日誌 5月28日

B地区の続報です。

石組み部分ですが、南側の石は1,2段で終わり、下には続いていかないことが分かりました。

どうも石が積まれているベースの土は、新しい時期の可能性が高いようです。そうすると、やはり登山道の線が強いかもしれません。 そうだとすると、ずいぶん手間を掛けた登山道だなあと・・・

北側はまだ一番下の石が出ていません。もう少し新しい土を掘りながら調査を進めたいと思います。

新しいと断定できたら、記録をとった後に壊してその下の調査を行いたいと思います。

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 手前が南側です。

石積みが終わっているのが分かります。

 

 

 

 

A地区、C地区も表土を徐々に掘り下げながら調査を進行しております。

 


 

明日は会議等のため、調査と案内所をお休みしたいと思います。

ちょうど雨のようなので、現場も一休みですね。

 

 

 

[資料室]にデータを追加掲載しました。

  昨年度作成したチラシやリーフレットを掲載しました。

リーフレットは昨年度までの最新の発掘調査成果を紹介するもので、ルイス・フロイスが岐阜公園を案内しています。 印刷したものは岐阜公園内の発掘調査案内所や歴史博物館等で配布しております。

furoisu leaf_ページ_1

furoisu leaf_ページ_2

サンプル画像です。左のコンテンツ内にある[資料室] で詳細はごらんいただけます。

調査日誌 5月23日 石組み??その2

昨日紹介したB地区の石組みをもう少し紹介したいと思います。

幅は1.2mで、石材は全てチャートが使われています。北と南に石組みの面がありますが、どちらも2段以上ありそうです。

石組み間の上面はしまった礫交じりの土がありますが、ここで遺物は確認できていません。今のところ石組みは斜面に沿って斜めに作られているように見えます。

石組みは新しい土で埋まっているので、3段目以下が出る可能性もあります。いまは全体に掘り下げている最中です。作られている地面の時期がいつかということが問題になるかと思います。

これが戦国時代とすると、ほとんど壊されずに残っている可能性もあるので楽しみです。

でも昨日書いたようにこの場所には近現代の登山道があったので、もしかしたら大ハズレということも・・・いろいろな可能性を考えておきたいと思います。

(いまさらですが、写真はクリックすると拡大します)

H20調査位置図パネル

石組みが見つかった場所です。

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南西から見たところ

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南側の石積みの2段目をみつけたところです。

周りの土はまだ新しい。

調査日誌 5月22日 石組み??

今日はB地区のお知らせをします。

ここは昨年3区として調査を行った谷の奥で2段の平坦地が確認できる場所です。下段では茶室か蔵と考えられる礎石が見つかりましたが、上段はその性格が良く分かりませんでした。

今年度はその上段を集中的に確認する予定で3箇所のトレンチ(細長い調査区)を設定して調査をしています。まだ表土に近い新しい時期の土を掘っているところですが、なんと石組みが出てきました。

両側に石列があります。石列間の幅は約1.2mぐらいでしょうか。2段以上ありそうですがまだまだ新しい時期の土に埋もれています。普通に考えれば土塀等の基礎などが思い浮かびますが、実は近現代登山道のルート上にも位置しています。

これがどの時期の地面に作られているか、今後に注目です。

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左手前側が北側。2段分は確認しています。

石列の前面の土にはまだガラスなどが入っています。

残念ながら、この調査区は山中のため常時公開はしておりません。成果が出た段階で公開日を設ける予定です。

調査日誌 5月20日

昨日午後から振り出した雨もあがり、今日はいい天気になりました。

それぞれの調査区で表土から徐々に掘り下げていきます。

 

今日は過去に調査した場所で、埋め戻した土を一部掘り起こしたりしました。

これから調査する場所と土層の対応を見るためです。過去の調査図面と対照させながら進めていく予定です。

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A地区の様子

重機で掘った園路部分です。深さは1.5mほどでしょうか。

戦国時代の地面はまだ下です。ここからは人力で掘り下げていきます。

 

 

 

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B地区の様子

手前が過去に調査した箇所です。

昔の地面の深さ、土の色を確認しながら新しい調査区(奥側)を掘り下げていきます。

 

 

 

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C地区の様子

 作業員の足元に見えている青いものはなんでしょう?

実は20年前の調査時のブルーシートです。埋め戻しの際、後で分かるようにするためにシートを敷いていたのです。 この下に20年前の調査で見つかった昔の地面があるはずです。

 

 

 

5月19日(月) いよいよ調査開始です

ついに今年度の調査が始まりました。

本日から作業員さん、補助員さんに調査担当5名を加えて最大40人体制で調査を行っていきます。

今日は発掘調査開始ということで、教育委員会事務局長と埋蔵文化財所長からあいさつをしていただいた後、 4班に分かれて作業を行いました。基本的にはA地区に2班、B地区に1班、C地区に1班という振り分けです。

調査では各地区で人力による表土の掘り下げを行うとともに、A地区では一部重機を使った掘削を行いました。機械を使うと早いですが、 遺構を傷つけないように注意して指示を出していきます。

残念ながら午後からは雨が降り出し、今日は早めに終わることになりました。

あいさつ

 

挨拶の様子です。

今日は初日の様子を紹介するということでテレビクルーの姿も見えます。

 

 

 

 

人力掘削

 

A地区北側を人力で掘り下げている様子です。

まだ表面の土を掘っている段階です。どれくらい深くなるのでしょうか?

 

 

 

 

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園路の一部を重機で掘り下げます。

1メートルくらいは新しい時期の盛り土がありそうです。

 

 

 

 


 

クイズは良く考えると少し難しいものもありますね。

ちなみに最後の設問のヒントは「手のひら」です。

クイズを作りました

右のサイドバー内に簡単なクイズコーナーを作りました。

5問だけのミニクイズです。4問以上正解で合格になります。

難易度はやさしめにしたつもりですが・・・一度お試しください。

調査地区の準備 A地区

今週は現場作業に入る前の準備をしています。

具体的にはフェンスの設置、道具の移動、調査区の設定や調査前の写真撮影、などなどです。

三重塔下のA地区でも写真のように設定を行いました。白い線で囲った中が発掘する範囲です。昨年は庭園の一部と考えられる石敷きが見つかったわけですが、今年度は周辺をさらに広げて調査をしていきたいと思います。主な目的としては、石敷きの広がりの確認、[州浜]かどうかの特定、建物跡の有無の確認になります。

夏までには調査結果が出ていると思います。お楽しみに。

 

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南東から見たところ

 

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東の通路部分

園路の一部を遮断して、道の下も調査します。

今年度の調査位置、目的

ブログだと、記事が埋もれていくので、調査位置が確認しやすいように、左のコンテンツに「調査位置・目的」の項目を作り、新たにページを設けました。それぞれの地区における調査目的も細かめに書いてあります。

19日から調査開始ですが、フェンス設置や資材搬入などの準備作業は週明けの12日から行います。

 

メールマガジンの申し込みが早速ありました。ありがとうございます。メール配信ならではのネタも入れられるようがんばりたいと思います。

平成20年度の発掘調査概要です。

岐阜公園は織田信長公が館を構えた地として知られています。ルイス・フロイスが「宮殿」と称して紹介している居館について、昨年度から本格的に発掘調査を開始しましたが、庭園の可能性のある石敷き建物の礎石が見つかるなど、信長公居館跡を知る上で大きな成果を得ることができました。 今年度は遺跡の全体像をつかむため、調査区を昨年の3地区4箇所から大幅に増やし、5地区22箇所において調査を行います。

(1)調査期間・面積 平成20年5月19日~平成21年3月中旬(予定)

調査時間 9:00~16:00 ※雨天時は調査休み

調査面積 385㎡

夏休み期間中は土・日も調査を実施・公開を行います。


期間

公開・作業日

休止日

5/19~7/19
9/1~3月中旬

月-金曜日

土・日・祝日

7/20~8/31

火-日曜日

月曜日

 

(2)今年度の発掘調査の目的

3層4階であったといわれる信長公居館本体の礎石確認を行うとともに、昨年見つかった石敷き部分についても周辺をさらに広げて調査し、庭園の確定と付属建物の確認を行います。また未調査の平坦地など、岐阜公園の全域を調査することによって建物の位置や全体構造を把握したいと考えています。

(3)現場公開・PR

・ 昨年に引き続き発掘調査は一般公開とし、発掘調査そのものを観光資源として、見学者の方々にごらんいただきます。

・ 公園北側に設けた発掘調査案内所ではパネル展示・映像紹介に加えて展示ケースを新設、出土した土器の展示を行います。

・ ホームページではブログによる調査成果紹介に加えて、過去の調査成果資料の掲載やメールマガジンの発行(下の記事を参照)など情報発信を強化していきます。

岐阜公園模式図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発掘調査メールマガジンを発行します

すでに左側のコンテンツに入れていますが、簡易版のメールマガジンを発行したいと思います。 ブログで書いた主要な発掘成果の記事を月2回程度みなさんにメールで配信できればと思います。

左のリンクにある「メールマガジン」から登録ページにいくことができます。第1回目は5月中旬ごろお送りしたいと思います。 ぜひ多くの方に登録いただければと思います。

登録に際しては簡単なアンケートもお願いしておりますが、同時にメールマガジン名称募集?も受け付けます。 いい名前があればメッセージ欄にご記入いただきたいと思います。採用は一任ください。

21年前の現地説明会資料を掲載しました。

資料室のページに第1次調査の現地説明会資料を掲載しました。2年半にわたる発掘調査で、特徴的な巨石列を確認したことでも知られています。この成果を元に史跡整備が行われました。

正式な報告書が刊行されていますが、現地説明会資料を持っている人はおそらくほとんどいないのではないのでしょうか。表紙の部分をよくみるとアクセス方法としてバスとともに「市内電車線」と書いてあります。私が小学生ぐらいのときでしょうか。たしかに路面電車が走っていたのはぼんやりと覚えていますが、よく思い出せません。時代の流れを感じます。

もちろん電子データは残っていないので、資料はスキャナで読み込んで画像として保存してあります。文字がかすれて読みにくい部分もありますが、20年の年月のせいということでご容赦ください。

平成17年度の発掘現地説明会資料を掲載しました。

平成17年度に行った試掘調査の説明会資料を左の資料室内に掲載しました。調査面積は少ないですが、居館の入口を考える上で重要な成果が得られた調査であったと思います。埋蔵文化財事務所のページからもダウンロードできますが、信長居館関係はこのページにまとめさせていただきました。ご参考にしていただければ幸いです。