発掘調査中間報告 記者発表その1

しばらく更新をできなくて大変申し訳ありませんでした。

本日、調査の中間成果の記者発表を行いました。個別の成果は明日以降に順次紹介していきたいと思いますが、今日は主な遺構とそこから考えられる居館の全体像を速報的にお知らせします。 居館構造図2

 

上記の絵はこれまでの調査とフロイスの記述から考えられる信長公居館の構造案です。

実は、これまで居館本体はC地区にあると考えていたのですが、今年調査を行ってもその場所で建物の痕跡は確認できませんでした。その代わり、昨年分からなかったB地区上段で石垣と水路に囲まれた区画が見つかりこの場所に建物がある可能性が高いことが分かってきました。全体を総合的に考えると、どうもB地区に重要な施設がありそうで、A、C地区には高層の建物は想定しにくいのです。

フロイスの記述には1階には20の部屋があり・・・とありますが、これはA,C,D地区にあった建物群を1階部分と認識していたのではないかという解釈をすると図のような構造が考えられます。

もちろん確定ではなく、今後の検証により変更していくことはあるとは思いますが、現時点での認識として図を公表することとしました。今後の検討の叩き台になればと考えています。

 

 B地区模式図

B地区の模式図です。石垣と溝に囲まれた区画があることが分かりました。礎石はまだ見つかっていませんが、中に建物が存在した可能性が高いと思われます。

B地区南側石垣と岩盤

南側の石垣です。

 

今後の予定について

現地公開・説明を行います。

10月11日(土) 午後1時から明治大帝像前にて説明 3時まで公開(少雨決行)