A地区の調査成果

明日10月11日(土)は午後1時から3時まで現地公開を行います。A地区もご覧いただけます。

 

A地区は現在の三重塔下の平坦地です。昨年、庭園の州浜の可能性のある石敷きを検出したことから、今年は範囲を広げて池の広がりと建物の確認、敷地範囲の特定に主眼をおいて調査を行いました。

新聞記事には出ませんでしたが、A地区についても成果がありましたので、ここでお知らせします。

主な検出遺構:
石敷き遺構、巨石、池状の落込み、石垣
巨石の据付痕?

A地区模式図

A地区の模式図です。

・検出した遺構は池に関係すると考えられます。
・北側はもともと自然の山だった部分が明治時代以降に削られ平らになった様子。山が庭園の背景として利用されていた可能性もあります。巨大な石は庭園の景石とも考えられます。
・中央部には池があったようで、それが近代に埋め立てられています。埋土には壁土が多く含まれていました。
・建物は今回の調査範囲外(南部)に想定されます。
・南端、西端部で石垣の痕跡を確認、敷地の範囲がおおよそ判明しました。

 A地区石敷き遺構

岩盤まで続く石敷き
川原石とチャートの石敷きが東側の岩盤まで延びています。

  A地区池状の落ち込み

池状の落ち込み(深さ60cm、南北幅6.5m)
底には粘質の土が張られています。埋土からは近代の焼き物が見つかっています。

A地区巨石

巨石(東西長さ3m以上)
巨石はもともと立てられていた可能性があります。